12月10日はお寺の婦人会と総代会の研修会を行いました。
コロナ禍から空知北組で集まっての研修会が難しいために
事前に収録したものを、各お寺でDVDから見る研修会です。
今回は新十津川町の円満寺 金龍静ご住職に「親鸞聖人に学ぶ」と題して
ご講演いただいたものをDVDに収録してそれを見ました。
40分ほどのDVDですが、内容は主に3点で
1つには親鸞聖人が比叡山で堂僧(どうそう)をつとめていたとありますが
その堂僧についてです。
従来は常行三昧堂で念仏を称えていたのが堂僧といわれていましたが
最近の学説では、そのようなことではなく、声明や儀礼の研鑽が中心であり
その経験が一切経校合への参加となっていくというものでした。
2つめには恩徳讃についてです。
恩徳讃は兄弟子の聖覚法印が法然上人の御影(ごえい 肖像画のこと)が完成したのを機会に催された法要の表白文であり、その当時32歳前後であった親鸞聖人が、それを聞いた感動を生涯忘れずにいて、晩年三帖和讃の最後の和讃として少し文章を変えながら作成されたのが恩徳讃であるということです。
3つめには親鸞聖人は越後に流罪になりますが、その越後から晩年の関東一帯では山伏との関係が深い地であり、そういった環境の中でお念仏を説かれる親鸞聖人のご苦労や、今後私たちがこの混迷の時代にいかに伝道していくのか学ぶことになる点であるといった内容のお話でした。
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